原子力発電を遥かに凌ぐ発電能力を秘めた眠れる巨人 地熱発電
1.地熱の魅力は安定性だ。
天候や時間帯によって発電量が変化する風力や太陽光に対して、地熱は常時発電できるため、安定した電力源となる。
「地熱は、ベースロード電源(安価で24時間安定的に発電できる電源)になり得る、唯一の再生可能エネルギーです」
と国立再生可能エネルギー研究所(National Renewable Energy Laboratory)のジョディ・ロビンズ(地熱技術者)は言う。
2.原子力(カーボンフリーだが再生可能ではない)も同様の役割を果たせるが、
コストや廃棄物の問題、世間一般のイメージによって、その拡大は制限されている。
昨今開発が著しい小型モジュール原子炉(SMR マイクロ原子炉)が次世代の原子力発電システムとなるであろう。
3.しかし、SMRはテロや敵国との戦争に対して致命的問題がある。
ミサイルや空爆によって破壊された場合、放射線汚染物が市中を襲うことになる。
市街のあちこちにマイクロ原爆装置がばら撒かれているのと同じ状態になる。
4.次世代の地熱発電技術として注目される人工進化研究所 (AERI)が提供する地熱発電技術は、
従来の地熱発電の致命的欠点である『ポンプで地下から高温の水や蒸気を地表に汲み上げる』プロセスが不要で、超深度熱源から熱のみをくみ上げてタービンを回して発電する。
そのため、従来の地熱発電の致命的欠点である『地下の圧力を維持するために汲み上げた水をポンプで戻す循環工程』が不要となる。
5.このため 人工進化研究所 (AERI)が提供する地熱発電技術は、
従来の地熱発電の致命的欠点である『熱、亀裂のある岩盤、地下水、それらが互いに近く、地表から数キロメートル以内に存在すること』という拘束条件から解放される。
6.人工進化研究所 (AERI)が提供する地熱発電技術(熱回生バイナリーエンジン搭載型閉鎖サイクル熱交換発電システム)は、高温岩体発電モードおよび超臨界地熱発電モードを備えている。
(1)熱回生バイナリーエンジン搭載型閉鎖サイクル熱交換発電システムの高温岩体発電モードでは、地下の高温岩体に配管を通して所定発電媒体を圧送注入し、高熱を利用して人工的に発電媒体蒸気をつくってタービンを回して発電する。
(2)熱回生バイナリーエンジン搭載型閉鎖サイクル熱交換発電システムの超臨界地熱発電モードでは、火山付近の深度3~6kmといった深層地層に配管を通して所定発電媒体を圧送注入し、高温・高圧の超臨界媒体を生成してタービンを回して発電する。
通常の高温蒸気や上記高温岩体発電モードよりはるかに大きい熱エネルギーを有する高温高圧の発電媒体を利用すれば、発電所の出力を大幅に引き上げることができるであろう。
また、従来の超臨界地熱発電のように深層地層にあるかどうかわからない超臨界水に依存しないで済む。
かつ超臨界水を汲みだすことによる、
⓵地盤沈下、
②地下水の減少、
③温泉資源への悪影響、
④地震などという、従来の技術の致命的欠点をすべて解決できる。
7.地熱発電:気象条件に左右されない唯一の 再生可能エネルギー発電
原油や天然ガスのように戦略物資として供給を政治的駆け引きの手段とされたり、
石炭火力発電・天然ガス火力発電のように二酸化炭素( CO2 )を排出しまくったり、
風力発電・太陽光発電 のように自然災害や天候不順が致命傷となったりする発電手法と比較すると、
人工進化研究所 (AERI https://www.aeri-japan.com/ )で研究を進めている地熱エネルギーを利用した発電方法
(熱回生バイナリーエンジン搭載型閉鎖サイクル熱交換発電システム)は、
①発電資源を他国に依存することなく100%自国産で供給でき、
②『 安全保障 』の面で唯一最高のエネルギー源であり、
③気候変動や異常気象、天災の影響を受けずに安定供給でき、
④基本的に原料価格が『ゼロ』で、
⑤ 石炭火力発電 や 天然ガス火力発電 を遥かに凌ぎ、原子力発電に匹敵または凌駕する安定した100GWh(ギガワット毎時)級を超える発電量を実現できるポテンシャルを兼ね備えている。
参照されたい。
● コージェネレーション 型 マイクロバイナリー 発電システム( https://www.aeri-japan.com/cogeneration-microbinary )
● 地熱発電 ( https://www.aeri-japan.com/geothermalpower1 )
● スマートグリッド 適応型地熱発電システム( https://www.aeri-japan.com/smartgrid1 )
米国カリフォルニア工科大学客員教授 Prof.PhD.& Dr 物理学者 神室一翔
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