●大西洋南北熱塩循環が止まる日が来る
1.大西洋南北熱塩循環の海流システムは
北半球の気候の大部分に影響を与える。
大西洋沿岸付近だけでなく、
影響ははるか遠くのタイなど東南アジア諸国にも及ぶ。
海流が変化すると、天候も変化し、
何世紀にもわたって生活や社会を形成してきた気温や降水パターンに一台変化をもたらすことになる。
2.このような大西洋南北熱塩循環は、
地球温暖化が繰り返された場合、
最終的に停止するか、
非常に弱まる(少なくとも45%減)。
3.もしそうなったら、気候災害がもたらされる可能性が高い。
欧州の極北地域は凍結し、
冬の平均気温は10°C以上下がる。
大半の地域で気温が低下し、乾燥するため、
欧州大陸全体で作物生産や収入が低下する。
4.海面が北米東海岸で30センチメートルほど上昇し、
海岸沿いの家屋やビルが浸水する。
アフリカとアジアの大部分で夏季モンスーンが弱まり、
干ばつや飢饉の発生率が高まり、
計り知れない食料・水飢饉が人々を襲う。
米国カリフォルニア工科大学客員教授 Prof.PhD.& Dr 神室

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