●経済性・安全保障・安定供給能力、地熱エネルギーは完璧なエネルギー源
1.発電用のエネルギー源は、
①安定的な供給、
②経済性、
③環境適合、
④安全、
⑤安全保障
などのさまざまな側面を満たすことが求めらる。
これらの面のバランスをとりながら、
最適なエネルギーとその組み合わせを選んでいく必要がある。
2.現状、
日本では再生可能エネルギーは価格が高く、
発電量の不安定さ及び発電量をコントロールすることが難しい状態にある。
安定供給が可能なエネルギー資源に乏しい日本にとって、
地熱エネルギーはまさに『眠れる無限のエネルギー源』である。
3.不安定極まる再生可能エネルギーは問題外として、
火力発電用石炭・天然ガスや原子力エネルギーに比べても、
地熱エネルギーは完璧なエネルギー源である。
世界には、どうしても石炭・天然ガスをエネルギー源とする火力発電を
エネルギー源のひとつとして選択せざるを得ない国が存在している。
その理由は、安定した供給をおこなうことができるという『エネルギー安全保障』、
そして『経済性』にある。
なお、3大安全保障の他の2つは、食料と防衛である。
4.特にこれからは、
インド、東南アジア諸国を中心とした新興国では、
経済発展に伴って、安価で、安定的供給が容易な地熱エネルギーは
石炭・天然ガスに変えて、
急速に台頭する重要なエネルギー源である。
5.地熱発電:気象条件に左右されない唯一の再生可能エネルギー発電
原油や天然ガスのように戦略物資として
供給を政治的駆け引きの手段とされたり、
風力・太陽光発電のように
自然災害や天候不順が致命傷となったりする発電手法に比べて、
人工進化研究所(AERI https://www.aeri-japan.com/ )で研究を進めている
地熱エネルギーを利用した発電方法は、
①発電資源を他国に依存することなく100%自国産で供給でき、
②『安全保障』の面で唯一最高のエネルギー源であり、
③気候変動や異常気象、天災の影響を受けずに安定供給でき、
④基本的に原料価格が『ゼロ』で、
⑤天然ガス火力発電を遥かに凌ぎ原子力発電に匹敵または凌駕する安定した
100GWh級の発電量を実現できるポテンシャルを兼ね備えている。
参照されたい。
●コージェネレーション型マイクロバイナリー発電システム( https://www.aeri-japan.com/cogeneration-microbinary )
●スマートグリッド適応型地熱発電システム( https://www.aeri-japan.com/smartgrid1 )
米国カリフォルニア工科大学客員教授 Prof.PhD.& Dr 神室

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